ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

愚痴は災いの素。

前の職場の上司。

 

 

 

ワタシが入社して、二日目にして、

 

「俺、もうこんな職場辞めたいよ~。」

 

と、思いっきり職場環境の悪さを告げられて。いや、入社早々それはないんじゃんって。

 

 

彼の言う通り、一緒に働くババアはおしゃべりに夢中ですぐにミスするし、同僚調理員の同じ年の奴は、でっかい一人言がひどくてたぶん発達障害っぽいのかなって。やっぱりミスはひどいし仕事もいまいち任せられない感じ。もう一人の調理補助も自分で物を考えないから、時間が差し迫ってもペース上げるどころかかえって足手まといになることばかり。

 

 

どいつもこいつもって職場だったけど、今思い返してみると、一番イヤな奴はその上司本人だった。

 

 

 

唯一仕事で助けてもらうこともあったし、ワタシ以外が信用できないので、彼にしてみれば一番親切にはしてもらってたと思う。

 

それでもワタシからしたら、一番悪い影響を及ぼされた人だった。

ほんとに早く離れたかった。

 

 

それはやっぱりね、愚痴とか悪口とかって、ものすごい威力を持ってると思うのね。ほんとにどす黒い悪玉みたいに。

 

何か手伝いましょうか?と言っても、○○やっておきましたと言っても、彼からは、

 

「…あいつなんて、一度もやったことないよ。」

「…○○さんはそんなこと気づきもしないから。」

 

などの返事が帰ってくるわけで。

 

いや、ただワタシに対して「ありがとう。」と言えばいいだけなのに、何を言っても同僚たちの愚痴がまずは口をついていたっけ。

 

 

 

愚痴を言う人って、どんな事象を目の前にしても全部にネガティブな要素を見つけるんだろうな。悪い側面しか目に入らない。

 

そういう人の世界は、決して改善されることはない。

愚痴言うだけで、何かを変えよう、改善しようとは絶対しないから。

 

そして、自分一人でその沼にいればまだいいんだけど、愚痴を言うことで、周りを巻き込もうとしていることに本人は気づいてもいない。

 

 

 

ウイルスと一緒。

 

 

 

目には見えないけど愚痴言う人って、それこそバイ菌を撒き散らしてるのと一緒。

 

 

 

辞める頃にはご家族の愚痴まで聞かされるようになってほんとに辟易した。

 

あの人の周りの人がみんな不幸なのは、実は彼のせいかもしれないということを、ご本人だけが知らないのがさらなる不幸のズンドコだったと思われます。