ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

親がいなくて羨ましいと言われた話。

ワタシの職場は老人ホームの厨房。

自分が調理担当で、もう一人のパートさんが盛り付けやら他の雑務を担います。

というわけで、一緒の出勤はいつもワタシともう一人だけ。

前の職場はもう一人配膳担当がいての3人態勢だったので、二人で出来るかな?と入る前は心配だったのですが、実際やってみるとメニューは格段に楽なものばかりだし、完全分業の今の職場の方がやることも気分も楽。相手のことを必要以上に気にすることがないってだけで気持ちの疲労感が全然違います。

ワタシと同じ時間帯に入るのは、72歳のベテランIさんか2年目選手で同じ年のMさん。

二人とも、入社まもないワタシのことにはやっぱり興味を持たれているようで、よく話しかけてきます。

こないだMさんと一緒になったとき、実家はどこなの?と聞かれ、自分は実家に兄と一緒に住んでるという話をしました。そしたらすんごく驚かれたので、続けて言いました。

「うちはもう、自分が27で母が死んで29で父もいなくなってるから。ダンナの方も、もう両親ともいないしね。」

そしたらさらにびっくりした様子でめっちゃデカい声で、



「えっ!?もう両親ともいないの!!


めちゃくちゃ羨ましい!!!!







親死んでんのに超ウラヤマがられてるし( ̄ー ̄)。






いやぁ。あまりにデカい声で反応されたので、ちょっと恥ずかしかったです。

けど、変に「お気の毒に。」的反応されるより、Mさんのような正直な態度は嫌いじゃないですね。

そして、イソジあるあるだと思いますね。親がいないのを羨ましく思われるのは。


実際Mさんは、両方のお母さんがご健在だそうなんですが、

「実際女親が残るのって大変よっ!いろいろうるさくって~。」

と言ってました。

ま、どっちにしても一人親が残ると、どうしても子供にいろいろと負担がかかってくるもんなんだろうと察します。

ダンナもワタシも若い時分から親が病気がちだったこともあり、その分看護とか付き添い経験が早かったわけで、まったく苦労知らずというわけでもないのですが。
それでも年老いた両親の面倒というのももちろん大変なのは想像できますしね。

なんとなく接していて思ってはいたのですが、Mさんはかなりデリカシーのない人なんだなって思いました(笑)。
いやいや、それが悪いことと言ってるんじゃなくて。
心に思ったことをはっきり言う人は嫌いじゃないので、むしろ付き合いやすいかと思います。

ま、親友にはならないと思うけど('◇')。あはは。

枝豆を初めて焼いてみました。
中火で5分してからひっくり返して3分。
茹でるよりパリッと仕上がって香ばしさが足されます。
何より茹でる熱量を浴びないで済むので、夏はこちらの調理法のがよさそうです。