ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

同僚で同い年男子に「趣味はなんですか?」と尋ねてみた。

今の職場には、偶然にも同じ年が二人も存在していた。

一人は朝番で一緒になるMさんという女性。

もう一人は、ワタシと同じ調理担当をやるDさんという男性。


ワタシが入る前、人手不足で一日通し番や朝番もやるようになったそうですが、それまでは遅番しかやったことがなかったそうです。

ワタシが入ってから落ち着いてきたこともあり、ワタシが朝番をやってる間にDさんが遅番でやってきて、午後の洗い物は一緒に担当するようになりました。


実は、このDさんの名前がとても珍しく、最初にシフト表を見たときにまったく読めませんでした。

ちょうど、すぐそばにご当人のDさんがいたので、

「失礼ですがお名前聞いてもいいですか?」

と尋ねたところ、ものすごいぶっきらぼうな言い方で、

えっ?…Dですっ。」

と答えらえて一瞬うろたえまして、このワタシとしたことが思わず謝ってしまいました。


なので入社前は「Dってやつが山場だなっ。」と、鼻息荒く戦闘態勢は準備して働き始めたのですが、Dさんは思ったような意地悪なタイプの人ではありませんでした。

けど何と言いましょうか。。。

まぁぶっちゃけ入社二日目にして、上司からDさんに対する愚痴を聞き始めたこともあり( ̄ー ̄)、Dさんの返答なんかを見る限り、いいように言うとマイペースさんと言いましょうか、あまり臨機応変が効かないタイプなのかなぁと。そう思われます。

社員から聞いたのですが、

「Dはさぁ、揚げ物は嫌いだっていうんだよぉ~。あと麺メニューもやなんだって~。いったいなんなら作れるわけぇ?」

…確かに調理担当としては致命傷です(笑)。


けど、最初に穿った印象を持ったわけですが、どうやらあっという間に打ち解けるタイプのワタシに対して垣根がなくなったのか、彼から割と個人的な質問を受けるようになりました。

「ちゃあさんの前職はどんな感じのとこだったんですか?」

「ちゃあさんは、スポーツとかすごくするタイプに見えるんですけど、なんかやってるんですか?」

ダイエットでウォーキングが日課にはなりましたが、スポーツらしいスポーツしたことないのに、よく人にそう言われるんですよねぇ。。。なんか本人の気づかない筋肉のつき方してるんでしょうかね?


まぁそんな風に興味を持ってもらえるのはありがたいと思いますのでね、彼とも会話は正常になりたつ関係にはなりました。

せっかくいい感じが成り立ちそうなので、やっぱり会話はキャッチボール、ワタシも彼にボールを返すことにしました。

「Dさんは趣味とかないんですか?」

お。婚活パーティーチックな問いだなっ(笑)。

とか自分で笑いそうになったのですが、ま、話の切り口としてね。

ですが何故かDさんのツボにはまってしまったようで、またも、

えっ??????・・・・・・趣味?・・・趣味、ですか???」

あれ?なんか地雷踏んだ?

そう。気づいたのですが、彼は最初の時と同じように、何かを訪ねると必ず「えっ!?」と、まずインターバルをおいてからお返事を返されるような癖があるようで。
そして、ものすご~~~~っく趣味について悩まれてしまいまして。

「いや、あの、なんでもいいんですけどね。なんかこれやってると楽しいとか、そういうの…。」

ワタシの方も、別にどうでもいいことなのに、わざわざ解説してみたりして、変な仲人さんみたいな気分に。

その後もしばらく考え込んだ彼。

「趣味は…えっと、ネコ飼ってまして。。。それくらいかな?」






あ、そなんだね('ω')。






ちなみに彼が打ち解けてくれたのも、ワタシもネコ飼いだからだったと思います。

最初の質問は、

「あの、ちゃあさんちのネコは家にいるんですか?」

というものでしたから。

どゆこと?と一瞬疑問符が。。。

家にいるから[飼い猫]というのでは?…とも思ったのですが、ま、うちらの子供のころは半野良猫みたいな飼い方もあったしね。一応確認したかったんだよね。

そんな感じの同僚さん。

決して悪い人ではないので、つつがなく、いい距離感で働いていけたらと思っております。