ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

子宮筋腫。入院の際の部屋とパジャマをどうするか。(訂正後日談有)

部屋の希望とパジャマは持参?レンタル?

6月の最後の診察の終わり。

一階の入院受付窓口で、説明を受けるように言われます。

まずは事務員さんに入院時の部屋の希望について聞かれました。

事前に調べてはいたのですが、お世話になった病院の個室は約2万円という高額で、とても出せる金額ではありません。お大臣様ルームですね。

2人部屋というのも個室扱いのようですが、誰かいるなら2人も4人も変わらないかと思いました。

個室的4人部屋というのが、一日3300円の支払いが必要ですが、個室的4人部屋ってどんなんなんだろう???。

事務員さんによると、

「今目の前にあるような、壁のようなついたてがあるお部屋になります。」

と、受付の仕切りで説明されますが、ちょっと想像が難しいなぁって。

「ちなみに大部屋って何人部屋なんですか?」

と尋ねると、

「4人です。カーテンでの仕切りになります。こちらはテレビと冷蔵庫の使用量が550円かかります。」

・・・個室的と大部屋は同じ人数かぁ。。。

そして、実際大部屋はテレビの使用料550円がかかるので、差額は2800円くらい。

どうなんだろう。ちょっとは違うのかなぁ。


しばし悩んでみたのですが、とりあえず第一希望を個室的4人部屋に、第二希望をカーテンの大部屋にしてみます。後日、電話で希望の変更はできるとのことだったので、家に帰ってからもう一度考えてみようかと。

その他、事務的説明を受けたのち、入院前の説明を看護師さんから受けるように言われ、後ろのブースに入ってみると、そこはちょっとご年配の看護師さんたちが説明担当としていらっしゃいました。

入院のしおりに沿って、入院の前にやっておかなきゃいけないことや必要な物の説明をしてくれます。


この説明の時、意外なことを看護師さんに言われました。

「パジャマについてはアメニティの貸し出しもしてますのでね、看護師に言ってくれればご用意します。

・・・けどねぇ。あんまりかわいいもんじゃないから。そりゃご年配ならそれでもいいでしょうけど、ねぇ?」




えっ?そうなん?




この言葉、けっこうびっくりしました。

今時は、レンタルするのが当たり前だと思ってたけど、この看護師さんの言い方ではあんまり勧めないとしか受け取れません。

「特に前開きとか指定もありませんから、ご自分の慣れてるものでも全然構いませんよ。」

とまで言ってきて。


そ、そうなんだぁ。あ、そう。う~~~~ん。どうすっかな。



部屋は仕切りあり・パジャマは持参に。

結論から言うと、部屋は個室的4人部屋。パジャマは2セット持参し、術後だけレンタルすることにしました。(後日、修正情報有ります)

そして、そう決めたことは大変良かったと思います。


自宅に帰ってから、もちろんいろいろ調べました。

けど正直言って、部屋に関しては事前に完全には把握することが出来ませんでした。
病院のHPを見てみると、個室的4床とされる部屋の写真があるのですが、全然壁がありません(笑)。あれ、ほんとは大部屋の写真じゃないかな?あれ、わかんないです。病院関係の皆さん。(見てるわけないけど。)

最終的には病院に連絡するのがめんどくさくなったので、そのまま第一希望の部屋になりまして、仕切りのある4人部屋の廊下側のベッドでした。


たぶん他の方のブログを拝見し、どうやら同じ病院だったのかな?という人のご意見で、

「壁と言っても音漏れも全然するし、周りが気になってしょうがなかった。あれなら大部屋でも変わらなかった気がする。」

との記述もありましたので、これはほんとに個人的感想ではあります。


ワタシには、それでもやっぱり壁一枚あるだけでもだいぶプライバシー的には守られたスペースだったんじゃないかな?と。選んで大正解だったと思ってます。(訂正後日談はこちら)





子供のころ母が病気がちだったので、よくお見舞いに行きました。


その頃の大部屋って、今よりカーテンとか開け放たれて、割りと同部屋になった人との交流なんかもあったように覚えてます。
が、今はたぶん個人情報とかの兼ね合いもあるのか、カーテンの部屋とか見てもほとんど閉めっぱなしですよね。だからどの部屋もめっちゃ静かで。

カーテン一枚あるとはいえ、すぐ隣に人がいるのに物音一つ立てないようにして過ごすことになってたかと思うと、だいぶ気分的にストレスだっただろうなって。
完全防音とは言えずとも、夜ちょこっとえびせんくらいはなんとか頑張って食べれる環境だったので(笑)。

それに、廊下側のベッドではありましたが、自分のスペース内に外に向かっての窓があったのがかなりの好ポイントでした。
横幅30センチほどの小さな窓でしたが、それでも完全隔離という気分にならず、朝の光を毎日感じられるのはかなり気持ち的に助かりましたね。

退院前日に入院してきた人がかなりのガサツさんで、その人のドタドタガヤガヤはまぁけっこう夜中まで聞こえました。
そこまでくると、完全個室じゃないのでさすがに気にはなりましたが、それはもう入院という環境下で、どの部屋でもしょうがないことですね。正直最終日だけで良かったとは思いましたけどね。






パジャマについては看護師にああ言われてけっこう悩みました。

かなり考えに考えて、家からは2セット持っていき、術後はレンタルさせてもらおうと決めました。

理由はかわいくないから(笑)、じゃなく。


ワタシはたぶん、ちょっと匂いに敏感な質なんだと思うのです。

なので、自分の匂いじゃないものを身に着けると、どうにもアウェー気分が増して。そうすると同時に不安感も増すっていうのかな?自分のスペースに異臭がすると、めっちゃ落ち着かないという動物的本能が若干強めで。

同じ理由でタオルもレンタル品って、ちょっとやだなって避けました。

ただ、5泊6日の入院だと、最低パジャマ3セットは必要になるわけで、さすがにそれじゃ荷物が多すぎてしまう。
術後のほとんど身動き取れない間は、たぶんお世話してくださる看護師さんが慣れたパジャマの方がいいんじゃないかと考えて、その後だけはレンタルをお願いしようと決めました。



実際入院してみて周りの方を見てみると、たぶん7割以上の方がレンタルを着てたと思います(笑)。

なんだったんでしょう?あの看護師さんの主観って('Д')。


けど、ワタシに限って言えば自分の選択は良かったと思います。
だからやっぱ感謝か、あの看護師さんにも(笑)。

自分の変な癖もあり、たぶん病院のパジャマを着てるってだけで”病人気分”がマシマシになったんじゃなかろうかと思います。
自分の慣れた衣服を着ることで、かなり日常気分を保つことはできたんじゃないかと。

そして、術後にレンタルというのも思ってた通りに好都合でした。

手術は午前中で、午後にはもう起きて歩き出しもしたんですが、手術着からパジャマに着替える時、看護師さんがタオルで体を拭いてくれました。

ただ、その看護師さんがちょっとおまぬけさんで、点滴の袋を先に袖に通してから手を通すように準備しようとしてくれてたんですけど、術後のワタシじゃなけりゃ、

「そうじゃない!こっちこっち!!違うってのっ!!!」

と言いたくなるほど何度も間違えてて。

慣れてるはずの前開きのレンタルパジャマでそれだもん。ワタシのTシャツじゃ、うまく着せてもらうのにどんだけかかったか。

パジャマは一回だけ借りるつもりでしたが、翌日も体を拭きに来てくれた時に代わりを持ってきてくれました。このレンタル料が一回220円だったかな。

手術の翌々日からシャワーが浴びれるようになりましたので、このタイミングでまた持参のTシャツにリラコでがっしがし廊下を歩き回っておりました。あはは。



と、ワタシの入院時の選択でした。

荷物は確かになるべく少ない方がいいとは思うのですが、術後はやっぱり体にいろいろ異変が起きて、具合が悪かったり気分が落ち込んだりもするのです。

それに対処できるような、自分なりにリラックスする方法は考えといた方がいいんじゃないかな、とは手術を受けた後の感想です。


下手な絵ですみません(笑)。こんな感じでした。