そんなわけで、特に不調をきたすこともなくこの日まで過ごしていたのですが、この日の朝目が覚めて、急激に気分が悪くなりました。
原因はカテーテル。
体は元気そのものだったのですが、このカテーテルのせいで自力では体勢を保つことが出来ず、ずっとベッドに寄り掛かったまま。
おかげでベッドのシーツがだらりと寄れたままでした。
四日目くらいの時に、看護師さんが、
「シーツを直しましょうね。」
と言ってくれたのですが、多忙でお忘れになってしまったようで( `ー´)ノ。
まぁめんどくさいからいっかと思っていたのですが、六日も経ったこの日の朝には、もう自分で直してもぐちゃぐちゃのまま。
さすがにもうあまりに居心地が悪くなったので、その日の看護師さんにお願いして直してもらいました。
そのベッドで、ちょっとでも体勢を変えようものならもれなくカテーテルが動いて不快感。
そして、トイレで踏ん張るときもめっちゃこれが不快感。カテーテル入ってても、当然前にも力が入っちゃうので、これがめちゃくちゃ痛い。痛いけど、もうこればっかは止められないのでも~めちゃくちゃムカつくんすよ。自分に(笑)。
たぶん、術後のぐったりが徐々に治ってきたのと合わせるように、この不快感がマックスに到達したんだろうと思います。
予定では翌日の朝にカテーテルが取れて、一日様子見ての明後日が退院予定日でした。
けど急に膨れ上がった不快感が、一刻も早く脱出したいという気分に一気になります。なんせ他は元気だったもんでね。
朝からそんな気分だったワタシ。
午後までじっくり考えましたが、夕方の看護師さんから翌日早朝にはカテーテルが抜かれると聞いて、その場で申し出ました。
「あの~、もし可能だったら明日退院て出来ますかね?」
看護師さん、ちょっと驚いておられました。何か予定でもありますか?と聞かれましたので、
「いえ、もうほら、元気なんで♪」
とめいっぱい笑顔で言ったら看護師さん、
「そうですね。確かにばる郎さん、お元気そうですもんね。」
良かった(^^♪。ガシガシ歩いてアピールしてたおかげで、元気印はすぐに納得してもらえました。
「では、先生にその旨お伝えして、明日の朝の回診の時に判断してもらえるようにしましょうか?」
と言っていただきました。よしっ、一日早く帰れそうだ。
この時点で、たぶん許可が下りないことはないだろうと思っていました。
水分もダンナのおかげで十分飲めていたし、術後の痛みもこれっぽっちもなく、ナースコールも一度も押さない患者なんて、めっちゃ優秀でしょ?という自負がありましたのでね。
なので、ちょこっとづつ荷物の整理をしたりして、この日はおとなしく過ごしました。
ほんと、特段書くような出来事もありません(笑)。
ただ、夜の消灯時間を過ぎても窓の外を眺めていると、羽田に向かう飛行機の着陸ラッシュを見ることが出来て。
そういえば、ちょうど一か月前かぁ。博多に遊びに行ったのって。
楽しかったなぁ。
また行きたいなぁ。
この時は、まだ肝臓は悪いものだとの認識だったので(笑)、なんとなくおセンチな気分にもなって、この後のことを考えていました。
次のことは次にまた考えればいいし。
とにかく無事にまた一つ終わらせたんだから。
お疲れちゃんっす、ばる郎ちゃん。
自分にそう呟いてみた、そんな最終日の夜でした。
そ。
次の日。
予想通り一日早く、無事退院の運びとなります。