ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

ごめんね、シキュウ。という思い

病気になると、

「どうして自分がこんな病気になったんだろう。」

と考える人がいる、よね。


子宮筋腫という病気は、女性の4人に一人がなると言われているそうです。
その中でも手術まで行く人の割合は正確にはよくわからないのですが、ある婦人科さんが来院された総患者さんから筋腫の手術を受けた患者さんの割合を調べたら、筋腫と診断された人の中で、実際手術を受けた人は約8人に一人だったそうです。
7人は手術しないで済むのかぁ。。。いいなぁ。。。とかは思っちゃいましたね。

若い人なんかは、まだ妊娠の可能性を残すために、出来うる限り子宮の摘出は行わない「筋腫核出術」という、筋腫だけを取る方法を選ぶこともあるみたいですね。

ワタシも出来れば摘出はしたくないなぁと調べたところ、「UAE」という、カテーテルを使って筋腫への血流を止めるという治療法を選択した人のブログなんかも見ました。

クリニックの先生にその話をしてみたら「はぁ?」って顔されたから、そんなに一般的な治療法にまでは来てないんだろうけど、そういう態度は止めてほしかったという正直な感想も書いておく。ふんっ。

去年の7月に手術を勧められてから、もうそろそろダメかなぁと思う12月までの間で、ワタシなりにいろいろ調べていたので、最終的には手術という選択は自分の選択だと言い切れます。だから後悔はしてないです。

結局全摘しないことには再発の恐れがある。
摘出するデメリット(子供を産む)の可能性がほとんどない50代女子は、まぁ取っちゃうのが一番いい選択肢でしょう。。。。。。

と、どこを見ても記述されてますからねぇ。



けどね。

やっぱりほんとの数ミリでも思うのは、出来れば五体満足で棺桶に入りたかったなぁという思いでしたね。

実際、命に係わる病気じゃないし。このままなんとか穏便に事はスマネ?という淡い期待は、最後の最後までありましたし。

ワタシの場合「どうしてワタシがっ!?」という憤りはなかったですけど、なんとなく、シキュウに対して『かわいそうなことしたなぁ。』という、なんとも不思議な感情が沸いてきました。

内の臓なんでね。

見ることも触ることも出来なかったですけど、あんま大事にしてやった記憶もなく(笑)。ただ腹の中でだま~って特にご活躍することもなくくくっついてくれてたのに、コブが出来たってだけで先にお還りいただくのが、なんとなく忍びない気持ちになって。

思わず腹をさすりながら「ごめんよぉ。」と呟いたのは、春のある日のこと。
センチメンタルになるのは、いくつになっても女子なんでね(笑)。



そういえばもう10年以上前になるか。

とある知り合いの、そのまた知り合いの、外国に住む前世がわかるとかいう外国人女性にあったことがありまして。

ほんとにたまたま参加させてもらったんですが、知り合いの知り合いが、それこそ15人くらいいたかな?
その中で、その外人さんが気になった人にピンポイントでなんか言ってく・・・という、とんでもハップンな場所に遭遇したことがあったわけで(笑)。

その時、その外人さんがやおらワタシの顔を見るなり、

「アナタノシキュウハ、トテモツカレテイマス。」

と言われたことがありました。

まるで遊び人のような宣言をされ慌てふためいたのですが、彼女曰く、前世でけっこう大変なお産を経験したんじゃないかとか、なんかそんな話をされました。

もうすっかり忘れていたことだったのですが、ふと、そのことを思い出しました。

今生では一度も出産することもなかったのに、前世の記憶で疲れ切っていたワタシのシキュウ。

一足先に還るのも、予定調和の中にあったのでしょうかね。

ま。そんな心境もあったという、今日の与太話でございます。