ちゃ風呂~迷える老羊~

イソジにて、未だ道の途中。

新人は還暦。

先週の木曜だったかな。

 

また新しいパートさんが入ってきて。初めての後輩ってか。

 

 

なので当然ワタシがやってる仕事がぺーぺーの仕事になるわけで、最初にその方に教えることになりました。

 

まずは生地を練ってローラーにかけるという仕事。

 

慣れちゃえば簡単だし、まだ製品作りには関われない新人がやるのは当然な仕事なわけなんですが、それでもやっぱりこの順序で機械のボタンを入れ替えるとか、何分になったら生地を取り出して社員に確認してもらうとか、当たり前に覚えなきゃいけないことがあって。

 

一通り説明しながら実際の生地作りをお見せしていたのですが、その人、ふんふんと返事はしてるけどメモを取る様子もなく。

 

あら?どうするつもりなんだろなぁうーん

 

とは思いますが、それこそ各々仕事のやり方はあるわけなので黙っておりました。

 

けどね。

 

仕事なんだから、説明を受けたら少なくとも8割9割は理解しておかないと、次また教わるの?誰かに?

 

というのが当たり前の世界にいたので、なんとなくその人の態度に釈然とせずぼけー

 

 

 

 

 

 

昨日、初めての通し勤務だったわけなんだけど、午前中はその人と一緒にお肉屋さんにバイトのバイトへ。

 

ワタシはもう何度か行っていたので、なんとなくやる順序だったり流れがわかってきてたので、自分の仕事をやりながら相手の動きに声掛けしておりました。

 

去年までは自分が指示する方だったので、つい相手の行動に目が行っちゃうんだけど、なんとなくその方の動きはゆるりとして無駄な動きも多く、飲食とか経験ないのかなぁと思っていました。

 

 

 

「ばる郎さん、お昼は何時に取るように言われてますか?」

 

と12時を過ぎたころに声をかけられました。

 

 

料理長に肉屋に行くように言われたときに、お昼休憩の時間を確認したところ12時半と指示されていましたのでそれを伝えると、

 

「私、聞いてこなかったんですよ。どうしましょう。」

 

と言われますので、一緒で大丈夫でしょうと。

 

 

そうは言いましたが、どうしよう、どうしよう、と迷っていたところで、誰かがすぐに助けてくれる甘い環境に長いこといなかったので、またも???って感じ。

その時点でその人のことを、ちょっとだけ信用できないなと思いましたねー。あ。もちろん仕事相手としてですけど。

 

ほとんど初対面でそんなことをいう腹黒なのを、ここで陳謝します真顔(笑)。

 

 

 

昨日書いた通り、その人とのお昼ご飯は若干の気まずさを感じます。

 

それは、その人が悪いんじゃなく、誰と一緒でも多分そうだったかな。

 

なんか聞かれる分にはまだいいんですが、人に話を振るのって、めっちゃ実はめんどくさいじゃないですか。そんでも沈黙するのもなんか間が持たないし。

 

けど、なんとなくは会話は続けられまして、前職を伺うと「刺繍をやってました。」と、これまた想像もしてなかったご職業で。やはり飲食はまったくの未経験だそうです。

 

相手に年を聞かれました。

 

正直に52だと答えると、なんだか非常にびっくりされまして、

 

「え~、まだそんな年なんですかぁ?・・・私、今年で60なんですよ。」

 

と言われびっくりポーン

 

 

一応「見えないですねぇ。」とは言いましたが、内心ではやっぱりそれくらいなのかぁと。お顔というより、作業してる手を見て『けっこう年上かな?』と失礼ながら思っていたもんでニヤニヤ

 

それよりも驚いたのは、その年でまったくの未経験な仕事に就くという選択をされたこと。

 

「老後のためにも働かないと。」

 

とおっしゃってたその方は、週五日の9時17時勤務。いやぁ、頑張るねぇって。

 

あたしゃもう、五日も働くなんて考えただけでめまいが起きそうだしガーン

 

 

 

そして、60才未経験を雇う、今の職場。

 

 

 

 

 

大丈夫なんだろうかうーん

 

 

 

 

 

 

 

けど、周りを見回しても確実に年上だろうベテランさんたちがうようよいるからなぁ。ほんと珍しい職場だ。

 

その年にして、時給はたぶん1700円前後だろう先人たち。

 

今どき、有難い希少な職場なんだろうとはやっぱり思われます。

 

まぁなんとか蝦焼売は一人で作れるようになったし(笑)、とりあえずは3年。

 

頑張るぞ~ガーン

 

 

 

 

家で初めて一からチャーシューまんを作ってみた。

記念すべき第一号なのだ。